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3D Mixing =

<未来形音楽フォーマットの提案>


 映像の進化に対して、音は特に進化と呼べるような劇的な変革はここ数十年起きていない。ミキシングのツールや技術は年々進化しているはずだが、最終的な仕上がりが“2ミックス”である以上、根本的な変革を感じることができないのは当然のことだ。
 
3D Mixingの基本の考え方はまず既存の“L,R”ではなく“W,X,Y,Z”の4トラックになる。この“3D空間の情報を持ったデータ形式” = Ambisonics こそが『音楽の未来形』となり、これからの音楽の表現方法を変えていくのだと確信している。そして作曲やアレンジの仕方をも変えて行くことになるだろう。

Ambisonicsエンコード
   →→→ バイノーラル・レンダリング


 
 マルチトラックの音源は通常のパンポット(L⇄R)ではなく、3Dパンナーを使うことにより、『Spatial Audio Mixing』(=3Dミキシング)をすることが可能になる。
 
3Dパンナーで ”Ambisonicsエンコード” され『3D空間の情報』を持った『W,X,Y,Z』のデータのことを『1次Ambisonics』と言い、このベーシックの4トラックを特に『B-Format 』と呼んでいる。
 

 
 
Ambisonicsには次数の概念があり、2次Ambisonics(9チャンネル)、3次Ambisonics(16チャンネル)、4次、5次…というように、次数が高くなればなるほど指向性が強くなり、より空間再現能力が増していく。
また、2次以降のAmbisonicsを ”HOA" = Higher Order Ambisonicsと言う。
 

 
 
これらのAmbisonicsデータをバイノーラル・レンダリングすることで、 普通のイヤフォン/ヘッドフォンで360度のサウンドをモニタリングできるのだ。
 
 

◎ 『Spatial Audio Mixing』では下記の事項が可能となる

⚪️  既存のマルチトラックから360度の3Dサウンドを作成可能

→ そのために録音をし直す必要がない

⚪️  通常のステレオトラック360度の空間表現が可能

→ リスナーはお手持ちのイヤフォン、ヘッドフォンでモニターできる

⚪️  Spatial Audio を再生するためにAVアンプやサラウンドシステムは必要ない

→ ユーザーは新たに機材を購入しなくて済む

⚪️  既発のライブ盤などを3D Sound盤にリミックスが可能

→ 平面にならざるを得なかったサウンドが臨場感のあるライブ盤に生まれ変わる

⚪️  過去の『名盤』も3D Sound盤にリミックスが可能

→ 名盤と言われる作品を新鮮なサウンドにして現代に蘇らせることができる

⚪️  平面の360度だけでなく「上下」も合わせた『全天球』のサウンドを作り出す

→ 空間表現が何倍も広がり全く新しいサウンドを構築できる

⚪️  ユーザーの見る視点に合わせて音も追従するAmbisonics Mixが可能

→ 360度MVやゲーム,スポーツ中継などでインタラクティブに活用可能

3D Sound 推薦のコメント>

『VRミックスにより音楽の世界の向こう側へ行くことができた』

Utae


 
 
 VR ミックスはまるで 視覚情報のように音を捉える ことができて感動しました。
 
アーティストたちの創造性を刺激し、今まで以上に音楽的な表現の幅を広げてくれる技術だと思います。私の楽曲も VR ミックスにより、リアルな立体感、遠近感を得られたことで 音楽の世界の向こう側へ行くことができました
 
新しい時代の新しい音楽をたくさんの人に体感していってもらえたら嬉しいです。 


Utae "VICTORIA"

『VRミックスはまさに手軽に楽しめる音楽の体験型アトラクション』

  yucat 

       [yucat …ex.RYTHEM(リズム)の加藤有加利によるプロジェクト。] 
 
 新しいモノ好きなのでVR映像もVRゲームもひと通りやってみて、360度の世界をお家で体験済みではあったのですが、それを音楽で、リスナーは新たにヘッドフォンやイヤフォンなどの機材を買う必要もなく、みんながそれぞれいつものスタイルで音楽を楽しみながら360度を体感出来る。好きな場所に持ち歩ける。これは革命的!
 
仕上がった作品を聴かせていただいてまず最初に感動したのは「後ろや手前」「上や斜め」に音があるということ。分かってはいても体感しないとこれは分からないのです。
今までも音を回してみたり左右に振ってみたり、平面上で動きをつけてなんとか空間のイメージや臨場感をお伝えしてきたのですが、VRミックスは大好きなディズニーリゾートのアトラクションの中で聴いているような感覚にさせられます。
 
これはまさに手軽に楽しめる音楽の体験型アトラクション!!
 
また今までのステレオミックスと違い、音の配置によってより映像が生々しくイメージ出来るようになりました。そして私の頭の中で見えていた音や映像を更にリスナーと共有出来るようになったと思います。
 
『驚きや興奮を与えたい!』
『楽しいことしたい!』
 
そんなアーティストの皆さんにこのVRミックスを是非自分の作品で挑戦してみて欲しいです。

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  PENTANGLE STUDIO  Engineer  飛澤正人